2007年5月26日土曜日

「別れに幸福な気持ちが含まれる」日本人

日本人の別れの挨拶がどうしてもしばらく理解できなかった、という外国人のコラムがあった。(TOKYO NOTICE BOARD 5月25日号) その人にとっての別れは、いつも辛いものだったらしい。だから気軽にさよならを言えない。しかし、日本に来てみると、友人になった人が別れるときに、「・・・陽気に手を大きく振り、見たこともないような大きな笑顔を見せ・・・グッバイ!グッバイ!グッバイ!・・・」、そこで懐疑心いっぱいになってしまったという。そして時間をかけて次第に理解したらしい。「・・・別れる両者は微笑みあい、視界から消えるまでお互いに頭を下げ合い、心地よく分かれる」のだ、ということを。
そういえば、そうかも知れない。私たち、「こんにちは」は結構控えめだ。仕事の相手とも、友人とも、逢ったはじめは、大感激というポーズはあまりない。でも、別れ際は十分に優しいかも。大体にして初めはクール。そしてだんだんとコミュニケーションで打ち解けて、マキシマムがさよならのとき、なのかな。

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