2007年5月13日日曜日

35日間飲食無しでアメリカに船旅をした中国の猫

「ネコ屋敷」住人として、他人事とは思えなかったニュース。
アメリカのノースカロライナ州のバイク店での話。中国から船便で届いた部品の詰まった荷物を空けたところ、ハコの隅に猫がいたという。その船は4月4日に上海をスタート、猫はハコをかじって中に入り込んだらしい。少なくとも35日間飲まず食わずで衰弱していたらしい。地元の獣医によると、「猫は肝臓がとても強く、水分の欠乏にも適応できる。水滴から水分をとったのではないか」ということ。 (05月13日、CNN.co.jpより)
しかし、食糧はともかく、1月以上何を考えていたんだろう。
猫や犬の1年は人間の6年に相当するという。たとえば、犬を10時間留守番させるのは、人間なら5日分じっと待っていることになる。だから、飼い主が帰ってくると大歓迎になる。「ただ帰ってきただけなのにこんなに感謝されてありがたい」と人間も感激し、そのたびに疲れもどっと癒される。
町の猫のあの俊敏さ、警戒心いっぱいの目を考えると、さぞかしデリケートな精神(?)を持っていると思う。船の中のハコの中、どんなに長く辛く不安だったことか。でも、強気で耐える姿も猫らしい。犬だったら、精神的にとても無理じゃないかなあ。
ところで、その猫は「チャイナ」と名づけられ、家族ができたらしい。 よかったね。

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