2007年5月17日木曜日

仕事VS大学院、その2。減るものと増えるものと・・・

私は会社勤め人。大学院に入るまでは、大体23時頃まで会社のデスクに張り付いていた。でも去年からは約50%違うライフスタイル。
5限からの授業も週1回はとっているけれど、大抵6限からで、5時40分に会社を出れば間に合う。でもそうはうまくいかないのが、会社員の院生じゃないでしょうか。私の場合、大学院通学は宣言しているので、しっかり5時半前に椅子から立ち上がり、退出の準備を始める。と、その途端、必ずといっていいほど、「もう出ちゃうんですか?ひとつだけ確認したいことが・・・」と誰かが駆けつけてくる。それを見て、あっ○○さん、もう出るんだ、っていうことでさらに他の誰かが来る。で、数人の質問に答えたりハンコを押したりしていると、20分~30分たってしまう。ハンコを引き出しにしまって鍵をかける。そうしている間にさらに誰かが来る。ハンコの代わりにサインをする。また誰かが恐る恐る近づいてくる・・話を聞いてしまうと、応えてしまうので、そこは「悪いっ」っていうことで振り切る。ばたばたとオフィスを後にし、まず日比谷線、そしてJR線。乗り継いでいる間は、結構仕事のことを考えている。池袋で電車を降りて学校に着くまではできるだけ地下道ではなく外コース。そこは携帯電話が活躍することが多い。(その電話の成り行きで、校門まで来ていても、会社に引き返すことがあったけど)
そして、学校の門をくぐって、あのモミの木を見た途端! それはそれは見事に仕事のことが頭から消える。そして、はあはあ言いながら遅れて授業に参加。わりとすぐに先生の話に集中できる、結構神妙になれる。先生に対して、というより自分に対してかも知れない。気持ちがいい。頭に入っているか、正しく理解しているか、は別にしても何かが増えていく実感がある。だって、昼間をぎゅうっと密度濃くしてやっと作った時間、珠玉の時ですもん。自分なりに楽しみ、90分の授業が短く感じることこそ多く、つまらなかった、という授業なんて私にはない。で、6限だけだと8時に終わる。7限があっても9時40分には終わる。会社にいるときよりははるかに健康的。帰り道は授業のことを思い出しながら歩き、キリンじゃないけど(意味わかる?)、「ああ、そうだったのか」なんて、かなりずれて納得したり。
・・・・と、いうのが1年目のほとんど毎日のこと。
今期は履修を半分くらいに減らした。必要な単位は取ったし、修論準備があるから。でも、今日もそうだけど、授業のない日はやっぱり会社を離れるのが23時をしっかり超えてしまっている。そのことに気がつくのはビルの1階。いつもの出口が閉まっていて、小さなドアから出て、ガードマンの方に「お疲れさま」を言うとき。授業の数が少ない分、帰宅後にレポートに追われなくなって、それは体力的に楽になった。
仕事はもちろん大事なのだけど、あまり時間外に業務をしすぎ、食事のチャンスを逃し、眼がかすんできたり、声がかすれてきたり、キーボード打ちにミスが多くなったり、方がだるくなったり、足がだるくなったりしてくると、「何かが減った」感じ。で、で、学校で、受講していると「何かが増えている感じ」、特に研究に直線でつなげたいような素材に出逢ったときは、「大変お得」な感じがする。もちろん仕事にもプラスのフィードバック、に決まってる、はず。・・・あっ・・・もうこんな時間・・・眼が・・・。

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