2007年7月1日日曜日

カバはイルカやクジラの仲間だった

狼や狐はイヌの仲間、虎や豹はネコの仲間、これはみんな知っている。ではカバは? ずっとイノシシ~ブタ(分類学的にウシ目)の仲間だとされていたけれど・・・でも実は、イルカ、クジラと同じルーツをもっていたことが、最近になって証明されたということを読んだ。私の知っているカバは、上野動物園のあの小さな小さな浅い人工池のカバ、見ていて痛ましかった。きっと今でも皆が思っているよりずっと感情が豊かなのかも。 だとしたら余計に悲しい。 (でも動物園の飼育担当の人たちといいコミュニケーションができていたということも考えられて・・・幸せでないとはいい切れないですね。)
また、あの海にいるヒトデは、遠い昔、脳があったということもわかったという。生物の世界、長い時間をかけて、失っているものがあるという事実。 人間はどうなんでしょう。私は日ごろから、もしかしたら紀元前の人のほうが今より優秀な頭脳を持っていたのではないかと思うことがよくある。
ところで、周知の科学だったはずの中に間違いがあったわけで、デジタル解析が進んでいる中で、どんどん情報は修正されている。この分ではきっと他にもいっぱいありそう。
それらの「科学」も、おそらく研究中には議論があったと思う。かつて「カバは絶対にイノシシやブタの仲間じゃない!」とか「ムカデの脳は退化したものかも知れないんだ」って主張した研究者がいたのではないだろうか。
しかるべきルートで選ばれて論文発表されたり教科書に載ったりして伝えられてきた科学理論の数々。しかし、すべてが厳密に証明されたものとは限らず、場合によっては何らかの利害や重力が影響して一般的に「正しい」ことになったのが少なくない、というのが実際のところだと、私はひそかに思っている。証明されても明るみに出ていないのもあるんじゃない?

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健康のために、深夜コンピュータを開くことを控え気味にしていたので、今回久しぶりのブログでした。

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